三ノ塔、そして新宿へ

10月18日三ノ塔へ

富士山が初冠雪とのことで三ノ塔に登ってみることにした。三ノ塔を選んだ理由を強いて上げるなら、大倉から簡単に登れるから。夕刻には新宿にいかなくてはいけない。このコースだと時間的に余裕がありそうだ。いつもならアクセス途中でコンビニのオニギリで朝食をとるのだが、今回は家で
朝飯を食べてからゆっくりと出かけた。

何故一ノ塔がないのか

丹沢表尾根はヤビツ峠から始まり西に向って、二ノ塔、三ノ塔、行者岳、新大日と続き、塔ノ岳に至る尾根だ。一ノ塔がない。西から順に番号が振られたなら塔ノ岳が一ノ塔になり、いまの三ノ塔が二ノ塔になるはず。など、かねてから不思議に思っていた。今回あらためて秦野から丹沢を見上げると東端の大山から尾根が始まる。つまり大山からヤビツ峠に下り、二ノ塔、三ノ塔と山が連なっている。ということは大山が一ノ塔になるのか。

大倉から登る

大倉を背にスタート

8時に大倉をスタート。三ノ塔まで4.5キロの道標がある。今年の3月、同残雪をふみながら同じ道で三ノ塔に登り表尾根を歩いた。三ノ塔から雪上の下りは怖かったことを思い出す。今日は夕刻の予定があるのことと、はじめは傾斜が緩やかな登りなので、ついついハイペースになってしまう。この尾根登りはヒノキ林の中を歩く単調な登りから始まる。
こんな林のなかを登る
やがて林道を横切り、しばらく歩くといよいよ傾斜はきつくなり、まさに急登となる。急登ゆえに先の見通しは悪く頂上はなかなか見えてこない。左の大倉尾根を見ながらだいたいの位置を想像しながら登る。三ノ塔は大蔵尾根の花立あたりと同じ高さだ。頂上まで1.2キロの道標に出会った。頂上も近くなり本来なら元気がでてくるところだが、ここまでのハイペースがたたり、ペースダウン。やはり年寄りはスタミナがない。やがて傾斜も緩やかになっってきたが、スタミナ切れのためペースは逆に遅くなる。結局、10時半に頂上に到着。正味2時間半で登った。残念だが、富士山は霞のなかで見えない。頂上はヤビツ峠からの登山者で賑わっていた。殆どの登山者はここで休憩をとる。そして、このまま表尾根を縦走する。
残念だが富士山は霞んで見えない

大倉に下る

私もこのまま表尾根を歩いてみたい気分だが、夕刻から新宿で中学時代の同期会があるので、後ろ髪を引かれる思いで、大倉に戻る事にする。単調な下りだ。木々の間から相模湾を見下ろしながら下る。大倉に着いたのは12時半だった。

新宿へ

夕方は新宿で中学の同期会に参加。ビルの21階からネオンの街を見下ろす。思い出話に花がさいてる。気分の切り替えが難しい。やはり私は山が好きかな。私と同じ山好きと山談義ができたのがせめてもの幸いであった。

0 件のコメント:

コメントを投稿